令和2年11月10日(日)にオンラインにおいて、第4回ふるさと納税の未来を考えるシンポジウムを開催しました。
このシンポジウムは、さまざまな社会課題が浮き彫りになる中、制度を活用して課題解決に取り組む優良な事例を表彰し、各自治体から詳細をご紹介いただくとともに、専門家によるデジタルマーケティングに関する講演を通じて、今後の制度活用の新展開に向けた知見を得ることを目的として開催しました。
共同代表 杉本福井県知事より開会あいさつ
●「ふるさと納税自治体連合表彰」表彰式・事例発表
ふるさと納税自治体連合表彰はふるさと納税を活用し地域の活性化につなげた優良事例を表彰するものです。選考の結果、以下の自治体を表彰し、各自治体からは事例の発表をしていただきました。
各自治体からの喜びの一言
(左上から三戸町松尾町長、坂井市加藤政策監、瀬戸内市平井課長、本部町仲宗根課長)
【表彰自治体】
○青森県三戸町
「11ぴきのねこのまちづくり」事業の推進による交流人口拡大プロジェクト
○福井県坂井市
継続寄附による「百口城主」市政参画プロジェクト
○岡山県瀬戸内市
国宝「山鳥毛」里帰りプロジェクト
○沖縄県本部町
沖縄県立本部高等学校後援会と本部町の連携による本部高校の魅力化支援
●講演
東京都立大学経済経営学部の水越康介教授より「ふるさと納税を支援する顧客志向のマーケティング」と題して講演をいただきました。
東京都立大学 水越教授
自治体の参加者向けに、マーケティングの基本的な考え方を前提知識としてレクチャーしていただいた上で、寄付の募集におけるその応用について説明いただきました。
日本特有の寄付に対する価値観がある中で、ふるさと納税の返礼品がその価値観に馴染みやすい仕組みとなっていることを、企業活動で取り組まれている寄付付き商品等に準えてご紹介いただきました。
また、SNSをはじめとしたデジタルツールを使ったマーケティング方法の活用を行政活動の中でどのように取り組んでいくのか、具体事例を基にご紹介いただきました。
当日の様子はYouTubeでアーカイブされています。以下のリンクよりご視聴いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=L0LgzqYhWOw&feature=youtu.be(外部ページ)